■JR横浜線淵野辺駅まで690円

:阿佐谷からだと中央線で新宿まで行って小田急経由で行った方が20円安いんだね。電車賃。
:たまには違うルートで行ってみるのも一興かと。今年は全行程JR。
JR横浜線淵野辺はほぼ年に1回しか降りないモンね。
…そんなワケで7月21日土曜日、夏休み初頭恒例イベント、JAXA/ISAS(宇宙科学研究本部)相模原キャンパス一般公開に行ってきましたよ。
今年も「はやぶさフィーバー?」だった去年並に盛況だったかな。
:今年もかなちゅうバス借り上げの無料バスも運行されました。
:年に1度きりの国民への直接プレゼンの機会、無料の広報用記念品をタダで闇雲に配るより、展示に関連したクイズやアンケートに答えてもらって交換というのはいいアイデアだと思うね。
:クイズシートに答を書く小学生の子が座り込んでたりして通行が困難だった場所があったけどね(^^;
:今回もいろいろもらってきたな。パンフやリーフレット
:それとペーパークラフト
:今年はそれをきちんとお家に持って帰れるように入場者に布製のバッグがもれなくもらえた。薄いからあまり保ちそうにないけどちょっとイイかも。
:なんだか帰りの荷物増えちゃったね。
:そんなワケで以下、ちょっとだけ様子を紹介。
…9月中に種子島でH-2Aにより打ち上げ予定の月探査機SELENE「かぐや」紹介コーナーです。
実物はマイクロバス並の大きさで約3トンの質量。
ミッション内容やかなりのスペースを割いてPRしてたね。
:主なミッションは月の起源の手がかりとなる表面付近の地下構造とか地形の探査とか…、アポロ計画以来の大規模計画ということだとか。詳しくはこちら
:アポロの話はうちの両親に散々聞かされたよ。連日動向をテレビで中継したりしてすごかったらしいね。
:あれ以来どこの国も月にぜんぜん調査の手を下してないってのが不思議な気もするけど。
:打ち上げは当初予定の8月16日から延期になった。
:まぁ無事に打ち上げ成功してどんな成果がもたらされるのか楽しみだね。
:「はやぶさ」でおなじみになった電気推進イオンエンジンも高推力新型のが展示されてた。

:チャンバーテスト実施寸前で計画中の「はやぶさ」Mk.IIに装備予定とか。
:先日の地震原発火災がらみでこちらの展示「太陽発電衛星システム」が気になった。高度1,000kmくらいの軌道に置いて日に何回か分けて受信するって聞いたな。

:衛星から地上に送るマイクロ波、2.45GHzって電子レンジの周波数だよね。
:説明のおじさんは衛星からのマイクロ波はビームを絞らず低出力にして、地上側の受信施設を畑みたいな広い敷地に受信アンテナエレメントをたくさん並べれば電磁障害も問題無いと。
:透明板に仕込んだ受信アンテナの下を畑にすれば地面も有効活用できるとか…。そんな上手くいくのかな?
:ともかく原発ばかりはヤバイんじゃない?と痛感するここしばらくなので…。
:実現すれば放射能漏れとかにびくびくする必要はなくなるけどね。
:コレが実現しても現実的には一気にに全原発廃炉にはできないだろうな。この世の中、電力がないとなにもできないからな。太陽発電衛星システムは理論上は問題ないけど、今後いろいろ乗り越えなきゃならない障壁は多そうだ。
:環境評価とか、もちろん予算とか。地上に広大な面積が必要なら用地買収や近隣住民とかへの説明も大変そう…。
:やる気と危機感が重要かな。

:衛星を宇宙へ運ぶロケット関係では「次期固体」の説明が聞けた。
:想像図だけで模型もなかったけど、M-Vより打ち上げ能力を若干小さくして組立時間の短縮や打ち上げ管制などの効率化でコストダウンを計りたいと…。
:2010年初号機打ち上げとか。

:最後にここしばらく目立った動きがなかった再使用型ロケットRVTシリーズだけど、来年に新たな試験機が飛ぶって聞いたよ。
:従来の圧縮窒素による姿勢制御を廃止し、液体酸素液体水素を用いた姿勢制御系と推進系を統一した統合推進系を用いるタイプとか。
:液体水素と液体酸素を加圧せずに済むターボポンプを用いた推進系に換装するので燃料タンクを新素材で軽量化高容積化できるんだったっけ。

:高度100kmへペイロード100kgを弾道飛行→自力着陸で運べる実用試験機を5年で完成予定!って説明のおじさんが言ってたけど…
:5年かぁ…。そのスケジュールはちょっと??だけど、実際に技術実証機がうまく飛んでる姿を見せ続ければお金出す側の心を動かすのもたやすいかも…。

:このRVT模様の日本手拭いいいな。かわいい…。
:RVTのコーナーの宇宙旅行アンケートに答えるとピンズとクリアファイル、そして手拭いの3種類のどれかひとつだけもらえるやつね。
:わたしクリアファイルもらった♪
:とにかく「宇宙研」は少ない予算でやりくりしてるって説明が多かった…(^^;