04/05呉市に取材

のお手伝いで行ってきました。で当日開館したばかりの「てつのくじら館」などを見てきました。

館内の詳細はわたしのバイト先の雑誌6月号(4月25日発売号)記事を読んでいただくとして取材行の小ネタなど。
陸にあげて固定された退役展示艦「あきしお(SS579)」の威容はともかく史料館館内の展示は教育隊や資料館などにあった教材の再整備転用と思われる物がちらほら。でも海上自衛隊発足時根幹をなした掃海部隊の歴史や、わが掃海艇がペルシャ湾で活動した証であるイラク機械水雷の実物などは圧倒的存在感がありました。大砲撃ったりミサイル撃ったりする戦ブネと違って一般の家族連れにはちょっと分かりづらいっぽいかも、な展示ですが、TVでも有名な超一流売れっ子ナレーター武田広さんの素敵な録音ナレーションが解説してくれます。一瞬こんな所でアド街ック!なナレーションかよって感じでびっくりしました。でも上手なナレーションはやっぱり重要です。海外へ展開し活動した機雷掃海部隊を語るところで思わずほろっとするところもありました。作業中蝕雷してひん曲がって宙に舞う掃海具曳航ブイもみどころです。よく回収してきたなぁって感じです。
主力艦隊や航空部隊などの陰に隠れがちな機雷戦・掃海部隊の現場にはいい広報施設を作ってもらえてよかったね。って感じですかね。
変わって目玉の潜水艦関係の展示ですが、機密で明らかに出来ない部分が多いせいかちょっとスカスカ気味って感じでした。当たり障りのない艦内をセットで再現してみたりとか。わたしがいちばん知りたい水中聴音・音波探知関連展示は軽くふれる程度っていうか…。興味ないと判りにくいとは思うけどね。でもさ長魚雷なんか床にペイントしてあるだけだし。

コレくらい、実弾無理でもせめて実大教材見たいよ…。
修正注:同行編集部員の撮った写真見たらペイントの上に教材魚雷が吊ってあった…。見忘れてたよ・゚・(ノД`)・゚・

あと、わたし的には目玉の潜水艦艦内以外でいちばん感動したのがたかつき級護衛艦などに搭載され運用ていたQH-50D"DASH"が展示してあったこと。
呉の教育隊かどこかに1機残ってるって聞いてた、これの実物が見れて感激でした。

ま、館内・艦内の様子はまた日を改めて画像整理のうえ…。

呉市海上自衛隊や旧海軍軍港だった歴史などを上手く活用して観光資源化し街を盛り上げて行く方針なんだろうね。かつては戦争がらみのコトってマニアちゃん以外には受けなかったらしいけど。
でもさ今後来場者が平均して訪れ平均して市にお金を落としていくようにいろいろリサーチや努力(展示物の維持・補修・更新)を続けて行かなきゃなんないのはいうまでもないけどね。
併設しているオミヤゲショップはまだ開館初っぱなってことでアイテム数は充実途上ってところです。かわいい「てつくじらぬいぐるみ」とかはまだありませんでした。
海自と、観光にガンガン力を入れていきたい呉市のコラボっぽいこの観光施設、向かいの大和ミュージアム(呉市施設。たぶん…)ともども今後の成り行きを見守りましょうかね。